「バリ島に購入したヴィラ、将来どうなるの?」——私たちも購入後にこの問いと向き合いました。サヌールにリースホールドのヴィラを手に入れてはじめて、相続という視点で不動産を考えるようになったんです。これから購入を考えているあなたにも、ぜひ知っておいてほしい内容です。
📋 この記事でわかること
- バリ島不動産の相続に関するインドネシアの法律の基本
- リースホールドとフリーホールド、相続時の違い
- 私たちが実際に選んだリースホールドの理由と将来設計
- 相続トラブルを防ぐために購入前にやっておくべきこと
ゆうた
正直に言うと、購入前には「相続」なんて全然考えてなかったんです。でも住んでみると「万が一のとき、このヴィラはどうなるの?」って自然と気になってきて。知っておくだけで安心感が全然違いますよ。
①バリ島不動産の相続、外国人はどうなる?
まず大前提として、インドネシアの法律は外国人の土地所有権(フリーホールド)の拡大を認めていません。これはバリ島に限らず、インドネシア全土に共通するルールです。
ただし、外国人がバリ島の不動産権益を相続すること自体は可能です。「相続できない」と思っていた方も多いと思いますが、権益の種類によって相続のしやすさが大きく変わります。詳しくはバリ島のフリーホールドは外国人には買えない?について解説した記事もご覧ください。
フリーホールド(ハク・ミリク)の相続
ハク・ミリクはインドネシア法上、最も強力な土地所有形態です。土地を期限なしに使用・譲渡・相続できる絶対的な権利ですが、これはインドネシア国籍者のみに認められます。
外国人がフリーホールドを取得するにはPT PMA(外資系法人)を設立する必要があり、維持費もかかります。私たちもフリーホールドを検討しましたが、このハードルがあったためリースホールドを選びました。将来的にはフリーホールドで持ちたいという気持ちは今もあります。
リースホールド(借用権)の相続
リースホールドは一定期間の使用権を購入する形態です。私たちは25年契約でサヌールのヴィラを約2,800〜3,000万円で購入しました。
リースホールドの場合、契約期間内に相続が発生しても、残存期間の権益を相続人が引き継ぐことは法的に可能です。ただし、契約書の内容によって条件が異なるため、購入時にノタリスと契約書を丁寧に確認することが大切です。
💡 ここがポイント!
- 外国人もバリ島不動産の権益を相続することは可能
- フリーホールドの相続は外国人には制限が多い
- リースホールドは残存期間の権益として引き継げる
- 契約書の内容が相続時の条件を左右する
②相続を見据えた購入の進め方
私たちが15件ほど物件を内覧して実感したのは、「購入時の契約書が、相続時のすべてを決める」ということです。購入後に見直すのは難しいからこそ、最初の段階でしっかり対策しておくのが安心への近道です。詳しくはバリ島不動産の購入手順を全部公開した記事もあわせてご覧ください。
STEP 1:信頼できるノタリスを探す
バリ島での不動産購入にはノタリス(公証人)が必須です。私たちは知り合いのノタリスを通じて手続きをしました。ノタリスと悪質な業者がグルになるケースもゼロではないので、日本人コミュニティで評判を確認することが大切です。バリ島のノタリス費用について詳しく解説した記事も参考にしてください。
STEP 2:契約書の相続条項を必ず確認する
契約書はすべてインドネシア語で書かれています。私たちは翻訳の専門家に依頼しました。相続に関する条項が明記されているかどうか、ノタリスと一緒にチェックするのが安心です。
STEP 3:税務上の整理をしておく
日本国籍でバリ島に不動産を持っている場合、日本の相続財産としても申告が必要になります。購入時の税金は約5%(詳細はノタリスに確認を)ですが、相続時は別途対応が必要なため、専門家への相談をおすすめします。
③知っておくと安心な相続トラブル対策
バリ島で暮らして気づいたのは、情報格差がトラブルの原因になりやすいということです。私たちも実際に詐欺まがいの案件に遭遇した経験があります。口座開設費用として2人分80万円を要求され、断ったら自宅に押しかけられるという経験をしました。
結果的に弁護士を入れて対応し、費用は約7万円で解決できました。対策さえしていれば防げることがほとんどです。ここでは相続に絡むトラブルを防ぐための実践的なポイントをまとめます。
⚠️ 知っておくと安心!
- 薄い人間関係からの紹介案件は慎重に。詐欺師は薄い友人経由で近づいてくることが多い
- 日本人コミュニティで名前が通っていない人は要注意。実績が確認できない人物との取引は避ける
- 自分を大きく見せようとする人物には距離を置く。誇張が多いほど信頼性は低い
- 相続や権利関係の書類は翻訳を通じて必ず自分で理解する
④バリ島で暮らすカップルが教えるリアルな話
3年前、彼女が誕生日プレゼントにバリ島旅行をくれたのが、すべてのはじまりでした。海外をいろいろ回ってきた中で、バリ島の開放感は別格だったんです。もともと南国が好きだったし、彼女も「住んでみたい」と賛成してくれて、夢が一気に現実になりました。
購入したのはサヌールの物件。サントリーニ島みたいな真っ白な壁と木のぬくもり、南国らしいライトが決め手でした。ただ正直に言うと、もっと物件を見て相場を把握してから決めれば良かったという気持ちもあります。15件見た中でも「もっと安い物件があったかも」と今でも思うことがあって。
ゆうた
これは絶対知っておいてほしいんですが、リースホールド25年契約で購入して、私たちは20年後に売る予定でいます。相続の観点でも「いつ・どうするか」を最初に決めておくと、将来設計がずっとシンプルになりますよ。
パートナー
維持費も思ったよりかからなくて。固定資産税は数千円、プール清掃が月6,000円、光熱費は日本とほぼ同じ、水道代は無料なんです。住んでみてはじめてわかったリアルな数字ですね。
⑤リースホールドvsフリーホールド:相続時の比較
| 項目 | リースホールド | フリーホールド(PMA経由) |
|---|---|---|
| 外国人の取得 | ✅ 個人で可能 | ⚠️ PMA法人が必要 |
| サヌール相場 | 3,000万〜8,000万円 | 5,000万円〜 |
| 相続の可否 | 残存期間の権益を相続可 | 法人持分として相続 |
| 維持コスト | 固定資産税・管理費のみ | PMA法人維持費が別途必要 |
| 購入時税金 | 約5% | 約5%+法人設立費 |
まとめ
もしあなたもバリ島への移住や不動産購入を考えているなら、相続のことを「後回しにしない」のが一番の安心策です。私たちは購入後に気づきましたが、購入前から将来設計を持っておくと判断がぶれないんです。
リースホールドで始めて20年後に売る、フリーホールドに切り替える、子どもに残す——どんな選択も、契約書と専門家がしっかりしていれば対応できます。バリ島での暮らしは本当に最高で、私たちは全く後悔していません。正しい知識を持って、あなたにも同じ体験をしてほしいです。
📝 この記事のまとめ
- 外国人もバリ島不動産の権益を相続することは可能
- フリーホールドはPMA法人が必要で維持費もかかる。リースホールドは個人でも取得・相続しやすい
- 契約書(インドネシア語)は翻訳+ノタリスを通じて必ず確認する
- 日本の相続財産としても申告が必要になるため税務専門家への相談が安心
- 詐欺対策は日本人コミュニティでの評判確認と弁護士の活用が有効




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